こんきちです。
今回はこんきちジェンダー日記です。「らしさ」や「私の過去からすごく女性である事を意識させられると辛い」って事についてつらつら綴っています。
「らしさ」への脅威
私は多分、「らしさ」を求められる事に何となく怖さとか脅威があります。
女なんだから、
控えめで可愛くあれ。
笑って気遣え。
男を立てろ。
女は男の下。
女は男より弱い。
何だかそういうイメージが女として生きるには必要な事なんだって言うのがずっとあります。私らしくいる事も大事だけど、「女」としての縛りや生き苦しさみたいなものを感じます。
そして、私は同時に女は虐げられる存在のような気がしてならないです。
過去の屈辱に思った時の感覚が消えない
これは社会人になってからの出来事なのですが、
ある男性から1度夜ご飯に誘われて「まぁ、1度だけなら…」と思って行った食事の帰りのエレベーターでがっと迫られた事がありました。(キスね!回避出来ず…)
あの時に、
「めちゃくちゃ気持ち悪い!」
「不快すぎる、しにたい!」
と思ったのと同時に
すごく・・・
自分は弱い存在なんだ
虐げられる側なんだ
と思わされてしまいました。
生物的に仕方ないのだけど、やっぱり力の感じとかも全然違うし、まぁ、エレベーターが密室なので逃げ場もなかったので、あの時は「嗚呼、もうどうにもならねえな…」って感じでした。
男は獣だ……
あっちから来たらどうにもならない
ただ気持ち悪くて、不快
汚い
非力な自分が恥ずかしい
消えたい
屈辱だ
あの瞬間は苦痛でしかなかったです。今でも思い出すと熱湯を口にぶっ掛けたくなります。あのせいか分かりませんが、男性に親しげにする事は気が引けるし、正直触られたくは無いなと思います。
手を繋ぐのも、ハグするのも
不安感がある、
汚い気がする、
酷くいたたまれない気がする、
屈辱だ
・・・と思ってしまいます。
全然、ときめかないし、心舞い上がる事なんて今の所無いです。不安で辛い方の気持ちが大きいです。
「らしさ」を求めて来ない人もいる
そんな過去の事もあって、
私は「女」と見られる事
「女らしさ」を見られる事
「女」と意識させられる事
が屈辱というか、いたたまれない気がすごくします。
すごく、鬱になります。
大切に優しくして欲しいけど、大切にも優しくもして欲しくない。女なんだけど、私に私を女として意識させて欲しくない。(女なんだけどね)
身体も見た目も女である事は別に私は良いんです。身体的な性別違和は無いです。
ただ、気持ち的な部分で凄く、「女として見られる事」「男性の性的対象なんだと意識されられる事」が辛いなぁと思ってしまうんですよね。(なんとかなりませんかね、これ)
男性でも色々な人がいるし、優しい穏やか人はいるし、ちょっと女性的な人もいます。可愛い小物好きな人もいれば、ショッピング大好きな人もいます。
それは、分かっているんです。
分かるようになったんです。
誰も彼もが、女性に激し「女らしさ」を求めている訳じゃないし、意外と「女性らしさ」を求めている人は余りいないのかもしれません。
そう考えると、結局、自分が自分を責めているだけのような気もします。自分が過去の「辛さ」「またこうなるかもしれない」「虐げられたく無い」そういう気持ちに引っ張られていて同時に自分も責めているかなと思うんですよね。
けれど、この心のブロックはそう簡単には外れてくれないし外そうと思って外れるものでも無いと思います。どうしたものやら・・・という感じです。
うう、虐げられるなら、虐げたい。(やけくそ)
ここまでお読み頂きましてありがとうございました〜!!